先日、ダイビング協会員を含む総勢48名でオニヒトデの駆除に行ってきた。
場所は石垣島北部の伊原間というエリア。
そのポイントに着き潜ってみると、僕が見たこともない光景が広がっていた。
本来、オヒニトデは夜行性で夜中にサンゴを食すのだが・・・
大量のオニヒトデたちが昼中からサンゴに群がっていた。
まさに大量発生の状態である。
こうなってしまうと正直もう手の内どころがない。
このまま放置するべきなのか・・駆除するべきなのか・・。
自分の中で葛藤しながら、駆除作業にあたった。
そして1DV(約1時間)・48名で3724匹のオニヒトデを駆除した。
次の日、ローカル新聞を見るとその事が一面に記載されていた。
難しい・・・何が正しいのか・・・なぜオニヒトデが大量発生したのか。
何か人間に伝えたいことがあるのか。
それが分かれば1番いいのだが・・・。
オニヒトデはサンゴの状態が悪くなると出現するという教えが
どうも僕の頭の中から離れない。
オニヒトデがサンゴを食し無くなればまたサンゴを求め移動していくのか
またはどこかに消えてしまうのか。
1人1人ガイドとしての考え方は違うともこの石垣島の素晴らしい海、サンゴを
守りたいという気持ちは同じだと思っている。
少なくとも僕は1人のガイドとして今の状況をしっかりと受け止め、考え、勉強し
自分なりの答えを出したい。
写真はサンゴを食すオニヒトデ。この光景を色に出したくなかった。
そして1番感じたことは自然の脅威・人間の無力さだった・・。
☆YUHEI☆
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